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鋼材輸送の課題 – 「シートがけ」にかかる負担
従来、鋼材を運ぶ際には「シートがけ・シート外し」の作業が必要不可欠でした。特に平シャーシでは、重いシートを手作業でかけたり外したりするため、1時間以上の作業時間がかかることも珍しくありません。
また、荷物を保護するために必要なこの作業が、ドライバーの負担増加・納品の遅れ・待機時間の長期化といった課題を生んでいました。
しかし、アコーディオン幌シャーシを導入したことで、これらの課題が大幅に改善されました。
納入先も喜ぶ!待機時間の短縮とスムーズな荷下ろし
特に納品先の工場からは、アコーディオン幌トレーラーへの評価が高まっています。その最大の理由は、「工場全体の待機時間が短縮される」からです。
鋼材を扱う工場では、荷下ろしスペースが非常に限られていることが多く、トレーラーが一台ずつしか入れない現場も少なくありません。
雨の日はさらに深刻!荷下ろし場の混雑
天候が悪い日には、待機時間の問題がさらに顕著になります。
晴天時 → 待機場でシートを外してから荷下ろしができるため、比較的スムーズ。
雨天時 → 待機場でシートを外すと荷物が濡れるため、平シャーシは荷下ろし場の中でシートを外し、積み下ろし後に再びシートをかけてから出る必要がある。
このため、荷下ろし場の混雑が発生し、何台ものトレーラーが長時間待機せざるを得ない状況になります。
ドライバーから「早く荷下ろししてほしい!」という声があがるのも、このタイミングが多いのです。
しかし、アコーディオン幌シャーシなら、幌をスライドさせるだけで簡単に荷下ろしできるため、荷下ろし場に留まる時間を大幅に削減できます。
特に雨の日は、納品先の方々からも「今日はアコーディオン幌トレーラーで本当に助かった!」という声をいただく機会が増えています。
アコーディオン幌シャーシで「2024年問題」に対応
2024年問題により、ドライバーの労働時間の上限規制が厳しくなっています。
その影響で、長時間待機の問題は、運送業界全体にとって深刻な課題となっています。
私たちは、アコーディオン幌シャーシを導入することで、
・自社ドライバーの作業時間短縮(シートがけ・シート外し不要)
・他社ドライバーの待機時間削減(荷下ろし場の混雑緩和)
を実現し、業界全体の効率化にも貢献しています。
これは単なる自社の業務改善ではなく、物流の課題を解決するための取り組みといっても過言ではありません。
私たちの使命 – 鉄の物流をより効率的に
物流が止まれば、日本経済も止まります。
特に鉄鋼物流は、日本のインフラや製造業を支える重要な役割を担っています。
私たち丸吉ロジ株式会社は、今後も鉄の物流をより効率的に、よりスムーズにするための取り組みを続けていきます。
今後も、安全・効率・環境を意識しながら、物流の未来を支えていきます。
アコーディオン幌シャーシの導入は、その第一歩にすぎません。
引き続き、業界全体の発展に貢献できるよう、さまざまな工夫を重ねてまいります!